バージョンアップと新機能追加につきまして
今般、「Zadara Cloud Storage」の基盤システムを最新バージョンである20.12SP1にバージョンアップいたしまして、いくつか新機能が追加されました。
新機能の中には新しいモデルの仮想コントローラとオプションがありますのでそれらを新メニューとして2021年8月2日よりリリースします。本ページではそれらの新メニューと、ファイルアクセス監査ログについてご紹介いたします。
自動階層化
新しく導入された仮想コントローラ(Hモデル)でのみご利用いただける新機能です。
SSDと、HDDまたはオブジェクトストレージを組み合わせて構成される、自動階層型プールを作成できます。
頻繁なアクセスが必要なデータはパフォーマンスの高いSSDに自動的に配置され、アクセス頻度の低いデータは低コストのハードディスク/オブジェクトストレージに配置され、ストレージリソースを効率的に使用できます。
※自動階層化で利用可能な低コストのストレージはHDDかZadaraのオブジェクトストレージのみとなります。2021/8時点ではKCPSオブジェクトストレージ(KOS)は未サポートです。
データ削減バンドル
重複排除、圧縮、ランレングス圧縮と0パターンマッチングにより実データ容量を削減します。こちらも仮想コントローラ(Hモデル)でのみご利用いただける新機能で、新しく追加されたオプション「データ削減バンドル」(有料)を有効にすると利用可能です。
上記の自動階層化と組み合わせることでストレージリソースの使用率をさらに最適化し、コスト効率よくデータを格納することが可能となります。
ファイル分析機能
データを効果的に管理するためのデータ可視性を向上させる機能で、新しく追加されたオプション「ファイルライフサイクル」(有料)を有効にすると利用可能です。
ファイル所有権やストレージ消費およびデータ保護に関する利用率など可視化し、お客さまの課題解決に役立ちます。
また、ボリューム内での成長傾向を全てのファイルまたはファイル種別ごとに分析したり、容量使用率をファイルサイズごと、作成時期、アクセス日時やファイル種別ごとに分析して報告します。
ファイルアクセス監査ログ
SMBにファイルシステムごとのフルアクセスログが保持されるようになりました。ユーザーは監査目的で任意のファイル操作(読み取り/書き込み/名前の変更など)のログを取得することができます。
仮想コントローラ(Hモデル)とオプション「ファイルライフサイクル」、「データ削減バンドル」の価格については料金表をご覧ください。
今回のバージョンアップでは以上の他にコンテナのKubernetes対応などがあります。それらについてはZadara社の20.12と20.12sp1のリリースノートをご覧ください。