KCPS オブジェクトストレージをBackup to Object Storageの接続先にする
Backup to Object Storage(B2OS)を使用したバックアップとその管理と復元方法についてはZadara社のガイドに説明がございますので詳細はそちらをご覧ください。本ページではKCPS オブジェクトストレージ(KOS)をバックアップ先するまでの手順のご案内と、KOSの要件についてご説明します。
KOSをB2OSで利用するためには
B2OSのバックアップ先として使用するオブジェクトストレージは次のような要件を満たす必要があります。
- httpsで接続できる
- 証明書エラーが発生しない
KOSは閉域網でのサービスのためhttpでIPアドレスをエンドポイントとしてご利用いただいておりますが、httpsでのご利用も可能です。しかしIPアドレスでアクセスした場合、KOSのサーバー証明書のコモンネームと一致しないため証明書エラーとなるため上記要件を満たすことができずバックアップ先の指定ができません。
証明書エラーを出さないようにするために、KOS用のDNSレコード登録お申込みを受け付けておりますのでお申込みください。詳細はこちらのページをご覧ください。お申込みいただきますと当社のDNSにKOSのエンドポイントIPアドレスとKOSのホスト名が登録されますので、B2OSのバックアップ先としてKOSをご利用いただけるようになります。登録された後は次のFQDNで利用可能です。
契約番号(Mで始まる9桁の番号).kos.cloud-platform.kddi.ne.jp
VPSAをKOSに接続するには
Zadara社のガイドに接続手順がございますが、ここではKOSでの固有のパラメーターをZadaraの設定画面のどこに入力するかをご説明します。
- VPSAにログインし、左のリモートオブジェクトストレージをクリック
- 接続 ボタンをクリック
- Customを選択
- 送信先には上記のFQDNを入力
- コンテナにKOSで作成したバケット名、アクセスキーIDとシークレットアクセスキーにKOSのAPIキー管理で払い出したアクセスキーシークレットキーをそれぞれ入力
- 経由接続にはZadaraストレージセグメントのIPアドレスを選択します。
入力後、送信をクリックすると確認のダイアログが表示されるのでYesをクリックし、正常に接続できると実行完了と表示されます。ここから先のご利用方法はZadara社のガイドをご覧ください。