Backup to Object Storage利用時にKCPSオブジェクトストレージへ接続できない
本ページではBackup to Object Storage(B2OS)を利用開始する際、または利用中にKCPS オブジェクトストレージ(KOS)へ接続できない場合の原因切り分け方法をご案内します。接続できない際には以下をお試しいただいてからお問い合わせいただきますと調査がスムーズになり解決を早めることができます。
VPSAを初めてKOSに接続する際に接続できない
下記記載のネットワーク診断をお試しください。その際ターゲットアドレスにはFQDNをご指定ください。
診断の結果、Packet transmitted が1以上になっていれば疎通できているので、再度オブジェクトストレージの接続画面でバケット名、アクセスキーとシークレットキーが正しいかご確認の上接続をお試しください。接続方法をご説明したページはこちらです。
FQDNで応答がない場合は、ネットワーク診断でターゲットアドレスにIPアドレスを入力しRUNをクリックして応答があるかご確認ください。これで応答がある場合は名前解決できていない可能性がございます。KOS用DNSレコード登録を既にお申込いただいて開通が済んでいる場合はお問い合わせください。お申込みがまだの場合や未開通の場合は開通後にお試しください。KOS用DNSレコード登録についての詳細はこちらをご覧ください。
FQDNとIPアドレスのいずれも疎通が確認できなかった場合、ネットワークの問題が考えられますのでお問い合わせください。
B2OSを利用していたが接続できずバックアップが失敗してしまう
下記記載のネットワーク診断でIPアドレスとFQDNの双方で疎通確認ができるかお試しください。
IPアドレスとFQDN双方で疎通確認できない場合はネットワークの問題、FQDNのみ疎通確認できない場合は名前解決の問題が考えられますので、お問い合わせいただく際にその旨をお伝えください。
いずれも疎通確認できた場合は、お手数ですが念のためブジェクトストレージの接続画面での設定をご確認いただき、解消しない場合は下記記載のログの表示をし、ログのスクリーンショットを撮ってお問い合わせください。
ネットワーク診断
PingとTracerouteで疎通確認が可能です。
VPSAの[ネットワーク診断]ページに移動し、インターフェイスに”Frontend”と入っているアドレスを選択します。
ターゲットアドレスにはIPアドレスかFQDNを入力できます。上記の手順で示された方を入力し、Runボタンを押すと診断が開始され結果が表示されます。KOSのIPアドレスとFQDNはKOSのKCPSアドミンコンソールで確認できますが、FQDNは次の通りです。
契約番号(Mで始まる9桁の番号).kos.cloud-platform.kddi.ne.jp
暫くすると診断結果が表示されます。再度診断する際はクリアボタンをクリックしてからRunボタンをクリックします。
ログの表示
B2OSのログは以下の二か所に表示されます。お問い合わせに使用される際は両方のスクリーンショットを撮ってお送りください。
- リモートストレージ>リモートオブジェクトストレージからログのタブを開く
- データ保護>オブジェクトストレージへのバックアップからログのタブを開く